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廃熱を電気に変える

排熱は、目的の結果として出る熱、未利用の排熱は廃熱となります。 一次エネルギーを活用する際にロスが必ず発生し、日本では、年間約1兆kWhものエネルギーが廃熱となっています。 現在、省エネルギーの関心の高まりより、様々な利用方法が検討されております。

廃熱利用

一次エネルギーの未利用熱のうち200℃未満の中・低温帯の廃熱が大半を占めています。 その熱は、熱として活用することが最も効率が良く、事務所や工場など冷暖房用、 エンジンやボイラなどのプリヒーティング用、ビニールハウス内の暖房用などとして活用されています。 また、廃熱の熱エネルギーを電気に変えて活用するケースも増えています。

廃熱発電

一般的に廃熱はあまり高温ではありませんが、その熱を利用した発電技術は、数十年前から存在しています。 良く知られた技術として有機ランキンサイクル(オーガニックランキンサイクル ORC)と 熱電発電(サーモエレクトロニックジェネレーション TEG)があります。 どちらも廃熱を取り込み、放熱する過程で発電します。

オーガニックランキンサイクルと熱電発電

オーガニックランキンサイクル

低沸点の熱媒の状態変化サイクルの過程で発電

熱電発電

異質導電性材料の 2 点間に発生した温度差よりによる発電

まとめ

熱は何℃であろうともエネルギーです。 このようなエネルギーを有効利用しない手はありません。 地道に小規模エネルギーも積み上げて、さらなる省エネルギー社会が実現できる良いと考えます。

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